“Whole Earth Catalog”(ホール・アース・カタログ)は、1960年代から1970年代にかけてアメリカで出版されていた雑誌で、”自己十分”(自給自足)や”DIY”(Do-It-Yourself、自分でやろう)の思想を広めるためのツールや情報が詰まっていました。
その全体の構想は、今日で言うところのインターネットやウィキペディアに似ていて、知識や情報を集約し、誰もが自由にアクセスできるという形で公開していました。
現代において、”Whole Earth Catalog”と同じような趣向のウェブサイトやサービスはたくさん存在しますが、それらは特定のテーマに特化していることが多く、全てを網羅している一つのサイトやサービスという形ではなく、分散されています。
- ウィキペディア: 自由にアクセスできる情報の集積体であり、様々なトピックについての詳細な情報を提供しています。
- Instructables: DIYのプロジェクトやアイデアを共有するためのプラットフォームで、様々な分野(クラフト、テクノロジー、クッキングなど)の手順を詳しく説明しています。
- Reddit: ユーザーが情報を共有し、議論するためのプラットフォームで、様々なテーマの「サブレディット」が存在します。
- Coursera、edX、Khan Academyなどのオンライン教育プラットフォーム: 知識やスキルを学ぶためのコースを提供しています。
しかし、これらのサイトやサービスは、”Whole Earth Catalog”が持っていた特定の視点や文化的な側面を持つわけではなく、その観点では同じようなものは存在しないかもしれません。
https://archive.org/details/B-001-013-719/mode/2up
Jose