AIスピーカーが各社から相次いで発売され、話題になっています。
各社とも性能・機能に差別化を図っており、消費者にとってはどれを選べばよいのか悩ましいところです。
そこで、各社のAIスピーカーを徹底比較してみました。
AIスピーカー購入の参考になれば幸いです。
◆Google Home (Google)
2017年10月に日本でも発売開始されたGoogleのAI搭載スピーカー、「Google Home」(14,000円税抜き)。小型版の「Google Home Mini」(6,000円)もあります。
・音楽再生:2017年10月時点でGoogle Play Music、Spotify、AWAに対応
Google Play Musicは4,000万曲以上の豊富なラインナップを持つ月額980円で聞き放題の音楽ストリーミングサービス。50,000曲をダウンロードする事も可能です。
Spotifyも4,000万を越える楽曲を提供するストリーミングサービスです。
・ニュースを聞く:朝日新聞アルキキ、NHKラジオニュース、J-WAVE TOKIO 、radikoなどから設定したニュースを音声操作で「今日の日経株価を教えて」のように聞くことが可能です。
・スケジュール管理
Googleカレンダーと連携したスケジュールの管理も可能です。
・検索機能
様々な言葉の意味やWikipediaやコトバンク等の様々な百科事典系のメディアからに掲載のある言葉は殆ど検索することが可能です。
多言語翻訳も可能です。
例えば、
「一期一会の意味を教えて?」なんてこともできます。
「月までの距離は?」、「日本の面積は?」など音声で「ググる」事が可能です。
G Suiteアカウントのスケジュールを呼び出したり、アメリカ、カナダで出来る電話を掛けるなどは、Google Voice番号を持っていても使えないのは残念。
ただ、購入してサクッと遊べるところはいい部分だと思うので、今の所一番オススメかもしれませんね。
◆Amazon Echo (Amazon)
アレクサ(Alexa)は、「Amazon Echo」に搭載された音声認識AIアシスタントの名称です。2017年11月に日本でも発売開始されました。価格は、11,980円の「Echo 」、「Echo Dot」(5,980円)、ライト付の「Echo Plus」 (17,980円)の3つのバリエーションがあります。
音楽再生:Amazon Music、dヒッツ、うたパスに対応
Amazon Musicは月額980円で4,000万曲以上が聴き放題となるストリーミングサービスです。
・ニュースを聞く:自分で設定したメディアのニュースをまとめて読み上げてくれる「フラッシュニュース」と呼ばれる機能があります。Alexaアプリで対象ニュースを選択すればヘッドライン形式で読み上げられます。ヘッドライン形式なので、ニュースを浅く広く短時間で聴くのに向いています。
・スケジュール管理・やることリスト・買い物リスト
「Amazon Echo」のアレクサは、各種カレンダーサービスと連携したスケジュール管理や、やること(TODO)リスト、買い物(ショッピング)リスト管理が可能です。2018年時点で対応しているカレンダーサービスは、「Google カレンダー」「Microsoft Office365」「Apple iCloud」に対応しています。
・質問と回答・会話機能
アレクサが様々な質問に答えます。「ドリームズカムトゥルー」が「ドリカム」で通じたり、旬や季節柄の質問にも答えたりと日本語の略語や文化にも対応しています。
また、質問だけではなく、簡単な会話も可能です。
単純な返答だけでなく、一言添えたり、抑揚があったりと、遊び心が垣間見えます。
◆Clova WAVE (LINE)
無料通話アプリで有名なLINE が発売したAIスピーカー、「Clova WAVE」(14,000円)と「Clova Friends」(8,640円)の違いは「Clova Friends」がLINE通話可能となっている点です。
・音楽再生: LINE Musicに対応。(LINE Musicは4,000万曲対応)
・ニュースを聞く:radikoと連携して、ネットラジオを再生することが可能です。また、「ブリーフィング機能」といって、その日の情報としてまとめて聞くことが可能です。例えば、天気、スケジュール(直近1件)、ニュース(最新1件)、占いをまとめて知らせてくれます。
・スケジュール管理・やることリスト
「Clova WAVE」では、カレンダー(Google Calnder)の予定の読み上げが可能です。しかも、Googleカレンダーのメインカレンダー以外のカレンダーも使えます。
・会話機能
おしゃべり(連続会話)機能が他社にはない特徴です。
「クローバ!」と話しかけた後「おはよう」や「元気ですか?」など日常会話をふると、「Clova WAVE」が返答をして、その後も連続して会話受付状態となります。
楽しい機能では、童話・昔話・落語の読み上げがあります。
「ももたろう」「シンデレラ」などの有名な童話・昔話50種の読み上げが可能です。小さいお子さんや大人まで老若男女問わず、お話を聞かせてくれる機能です。
◆AIスピーカーまとめ
どのAIスピーカーも音楽再生、ニュース聴取には、別途サービスとの契約が必要です。
また、初期設定にはスマホからアプリを介して行います。これはAndroid、iOSともに対応しています。
特に、家電連携には家電製品が赤外線などAIスピーカー対応をしている必要があります。
今後、各社とも対応アプリや家電連携を充実させれば、使い易い商品になるでしょう。