日本への減便が続いているという中国ですが、実際には、羽田空港、成田空港への便は減ってないのではとの指摘があります、実際の状況はどうでしょうか?

中国から日本への航空便については、**「全国一律で減っているわけではなく、空港や客層によって状況が大きく異なる」**というのが正確な実態です。

ご指摘の通り、**羽田空港や成田空港(首都圏)**については、地方空港や関西国際空港に比べると便数の維持が目立っています。

現在の状況を整理すると、以下のようになります。

1. 羽田・成田便が「減っていない」ように見える理由

首都圏の路線が底堅いのは、客層の構成が他と異なるためです。

• ビジネス・乗り継ぎ需要: 羽田・成田は観光客だけでなく、ビジネス客や、日本を経由して北米などへ向かう「乗り継ぎ客」の割合が非常に高いです。これらの需要は安定しているため、大幅な減便が避けられています。

• 機材の小型化: 便数自体は維持されていても、大型機から中・小型機に切り替えて、1便あたりの座席数を絞る「実質的な供給抑制」を行っているケースもあります。

2. 関西国際空港や地方空港の状況

一方で、大きな打撃を受けているのが観光需要に依存していた空港です。

• 関西国際空港(関空): 中国からの観光客がメインだったため、日中関係や中国国内の渡航自粛の影響をダイレクトに受け、大幅な減便が報告されています。

• 地方空港: 札幌(新千歳)、名古屋(中部)、福岡などの路線は、中国の航空会社によって運休や減便が相次いでおり、首都圏との格差が鮮明になっています。

3. 現在(2025年〜2026年)の最新動向

中国政府による航空会社への指導もあり、日中間の全体的な便数はコロナ禍後の回復基調から一転し、調整局面に入っています。

• 減便の期間: 中国の航空各社は、2026年3月末(冬ダイヤ終了)まで日本便の減便や予約停止を延長する動きを見せています。

• 二極化の進行: 「ビジネス・公務の東京便」は維持、「観光の大阪・地方便」は削減という、目的別の二極化がより明確になっています。

まとめると:

「日本全体では減っているが、東京(羽田・成田)に限ればビジネス需要に支えられて比較的維持されている」というのが、ご指摘の違和感の正体といえます。

Jose